教科の特性は大切なんです

今年のチャレンジの1つは,教科の枠組みにとらわれない実践です。

社会科の学習は,総合的な学習で行う「地域の食べもの探検隊」と密接に関連させます。

「地域の食べ物探検隊」は,国語科の「比べて考える」説明文の学習の題材になります。

そして,その説明文は家庭科の「暑い季節と寒い季節の過ごし方」の比較に活用されていきます。

こうやって,教科の枠組みを行ったり来たりする実践を行うと,「教科の特性」をないがしろにしてはいないかと思われるかもしれません。

でも,反対に教科の枠組みを超えるからこそ,それぞれの教科の特性の必要性が明確なものになってきます。

 

だって,例えば国語科の説明文を学期に一単元ずつ,年3回行うことで「説明文って役に立つ!」という実感がどれほど得られるでしょう。

1学期にはこんな説明文を学習したよね?と2学期に子どもに聞いても「あー!そういう学習したしたー!」程度ではないでしょうか。

もしくは,家庭科で夏に「暑い季節の過ごし方」の学習を体験して分かったことや感じたことを,どれだけ生み出し言語化できるでしょう。

教科書に書いてある,衣服の素材や袖のつくりをなぞって終わりではないでしょうか。

 

組み合わせることで,「夏に冬服を着ると暑い!その原因は,冬服のどんなつくりの工夫からなのか?」と実際に体験して比較検討することの有効性を感じることができます。

そして,感じたことはきっと人それぞれなはず。

だから,自分が「比べて考えた」ことを言語化して伝えられる説明力が必要になってくるでしょう。

もしかすると,教科書にはない"秋服"や"春服"の選び方にいかせることが見つかるかもしれません。

 

教科の枠組みに縛られないからこそ,教科の特性,教科のありがたみが感じられるようになるんだと思います。

そう気づいてから,「あー,結局今までの実践の多くは,『やらねば』『やるもんだ』の実践でしかなかったなぁ。』と反省しています。