ぼちぼちいこか

今日の放課後のこと。

Aさん「先生,○○くんがカードゲーム持ってきてますよ。」

Bさん「そうそう,てか前からじゃない?」

わたし「そっかぁ,それは困ったなぁ。」

A・B「先生,全然困ったように聞こえませんけど。」

わたし「えっ、そう?いやぁ,困ってるよ。まじで。」

A・B「うそだぁ。だって先生笑ってるじゃん。」

わたし「いやぁ、困ってもいるけど、安心もしてる。」

Aさん「えっ、なんで?」

Bさん「意味わかんないんだけど。」

わたし「だって、お前ら、他の人のこと気にするようになったじゃん!と思って。」

A・B「前から気にしてるし、言っても意味ないから言わなかっただけ。」

わたし「そっかぁ、教えてくれてありがとね。よーし、明日は抜き打ちで持ち物チェックだなぁー。」

A・B「えー、それは困る!!」

こんなやり取りがありました。

確かに誰かが、学校にカードゲームを持ってきているなんて大問題です。

それに二人は、その子たちに直接注意をすることができるならばその方がいいでしょう。

でも、少し前まで授業中にチョロQで遊んでいることを、見て見ぬふりしかできなかった子たちです。

そんな子が、少し他人に興味を持ち始めた。

それだけで嬉しかったのです。

また、その小さな一歩が目に見えるというのが嬉しかったのです。

きっと私は、子どもを引っ張り上げようと思えば、できるのかもしれません。

褒めて、褒めて、叱って、諭すような良い話をして。

褒めて、褒めて、叱って、また良い話をして。

でも、そこに空虚さというか、不誠実さというか、胡散臭さというか。

そういった思いができてしまいます。

だから今年は、コツもネタも使わず、子どもに合わせてみようと思っています。

だから今日の出来事は、正直に、嬉しかったのです。

エレベーターに乗る様にぐんぐん伸びる大きな成長も魅力的ですが、私は階段を一歩一歩上がっていく実感を伴いながら過ごしていくのが好きなのだと思います。

一か月で、やっとここまで。

さて、また一月後にはどうなっていることやら。

何はともあれ、楽しんでいることが子ども達の安心につながるかと思います。

ぼちぼち、いきます。