4月2日全国若手学級開きの講座

同期の浩美ちゃんが,2日の講座を聞いて,文字起しをしてくれました。

やっぱり,すごい人です。

浩美ちゃん,ありがとう!

 

2016年4月2日(土)全国若手学級開き大会 
「自然体で始めよう。いい学級開きってなんだ?」全17分9秒 

■はい、じゃあ、よろしくお願いします。(拍手)
 福島県からまいりました、〇〇と申します。えっと、じゃあ簡単に僕の勤めている学校のことなんですけれども、70名です。全校生70名で、山間部の学校なので、バス通学。バス通学で、何が悪いって朝の会と帰りの会ができないんですよ、バスの時間が決まっているので。で、ぎゅうぎゅうでやって、さっきも話した通り、学校の先生って、正解を求めるんですよ、学力が下がったら休み時間をバンバンつぶして勉強させるんですよ。んで、体力が下がったら、休み時間をつぶして運動させるじゃないですか。それは正解なんですけど、でも果たしてそん中で、本当に育つのかなというのを思って、えー、考えています。で、ぼくは、できるだけ子どもたちの意見を聞きながら自然体で、ぼくも楽しみながら、子どもたちも楽しみながらっていうのを大事にしています。で、えー、今日は、いい学級開き、その中でいい学級開きってなんなのかなっていうのをちょっとお話したいと思います。
 1分14秒
■えー、まず、今日お話しすることですが、初めに、今お話しした今日の流れ、二つ目に学級開きで格好つけるなっていうのをぼくやっちゃうんですけれども、格好つけて失敗します。えー、あとは、学級開き、期待感を持たせてばっさり切れ。格好つけないで、もうばっさり切っちゃっていいよっていう話をします。あとは、4月にこれやったらいいよ、これやったらいいよ、これ多分今日たくさん出てくると思うんですけれども、辛くなるんですよ。ぼくすごい寝ます。7時間8時間毎日寝ているんですけれども、で、運動もします。週2回サッカーやって、週3回トレーニングして、とかっていう生活をしているので、やっぱり、サボるところもしっかりして、持っておきたいなって思う。あとは、失敗しても、これさえなんとか、これさえしておけばなんとかなるよっていうのも最後お話したいと思います。
 2分4秒
■じゃあまず、学級開きで格好つけるなということなんですが、友達には、さん・くんをつけて呼びましょう、って最初に高らかに宣言しちゃうことってありません?あとは、みんな仲良く一緒に遊びましょうって宣言した、または、給食は残さず食べましょう、どんな時でも元気に挨拶しましょう、って言っておきながら、おい、タカヒロ、先生、さんとかくんつけてください。あー、ごめんごめん。ぼく、普段の自分の性格からして、おいタカヒロとかって、こう子どもに結構、フレンドリーに接するんですけど、そん時に、これ言っちゃってたら、できなくなっちゃうんですよね、自分も。教頭先生も、おいケンタ、とか、えっ?教頭先生も。(笑)ってなるじゃないですか。あとは、みんな仲良く一緒に、これ困るのは、すごい真面目な子が高学年になって困るんですよね。えっと、今、僕らの時代は、テレビ見てますよね。好きな、ハモネプとか。僕ら世代でしたけど、見た見た見たーとか言って、盛り上がりますけど、今、子どもたち一人一人ユーチューブなんですよ。福島6チャンネルしかないんですけど、6チャンネルの中から教室の話題は見つかるんですけど、何万っていう中から、あれ見た?っていう話題は、つながらないんですよね、そのままじゃ。じゃあ、休み時間に、じゃあ無理やりつなげるかっていうと、やっぱ休み時間はちょっと自由に興味が合う人とはなしたっていいんじゃないかって思うんです。その時に、真面目な子は、いいのかなぁみんなと一緒じゃないんだけど、私の話みんな聞いてくれないんだけど、って話題が違っても思っちゃう。あとは、給食を残さず食べましょう、これ言うと、えー、肥満体型の子が一生懸命食べます。でも、保健の先生から、あの子、ちょっと食べさせないでください、って言われるんですよ。で、どんなときでも元気に挨拶しましょう、でも、辛いときってあるじゃないですか。具合悪いとき、高学年の女子なんて、ねー、それから家庭環境も様々な中で、そんなに無理させたくないなって思っています。で、担任が持っている正解っていうのは、必ずしも万能ではない、というのを最初に持っておく。そして、4月に入っていく。じゃあ、4月の中で、えー、何していくかというと、えっとじゃあ、どうやってそうやって正解じゃなくて、4月に何したらいいかっていうと、まずは正解、かっこをつけた正解、これは絶対っていうのはまず持ち込まない。で、子どもと、保護者と、教師、この中だけで答えが作れていったら素敵なんですよ。これだったら、教師がバーンと正解を示していっても、子どもと保護者が付いてきてくれればいいんですけど、実際はここに、他の教職員の人、それから、まあ、学校全体ってなりますよね。しかもこれだけじゃなくて、その他の、地域から、あれどうなのとか、えー、はたまた日本全体から、まあ、批判を受ける場合もあるわけですよね。だから、広〜い視点で教師がつながっていく。で、そのつながりの中で、答えっていうのは作っていく。だから、1年を通して、僕、これ絶対やろうとか、これ絶対やっちゃいけないっていうことは言いません。なので、3月に向けて、こうしたらもっといいかな、こうしたらもっといいかなって、常に常に変えながら。じゃあ、4月に僕がやっていくということは、1つは学校の教育計画をもとに、ルール、基本的なルール、絶対だよっていう、これは学校として絶対だよっていう、例えば、休み時間の過ごし方のルール。えー、載ってますよね、休み時間時間はここまで守りましょう、とか。あとは、掃除の仕方のルール。あとは、行事の参加態度についても、ちゃんと載ってます。あと、給食の準備の仕方はこうだよ、いじめ対策ってこうやりますよ、っていうのは、学校の教育計画に載ってるので、それは僕も守るし、みんなも、これは学校の決まりだから、守ろうねっていうような形で、基本的なルールは僕からっていうよりも、学校で示していきます。で、えー、じゃあ、もっとよくするためにどうしたらいいかっていうと、まず、教師が、こうやってこういった場所に出て、世界観を広げる、自分のつながりを広げていく。っていうと、僕の考えはこうだけど、あの先生の考えは、今目の前で起こっている困った行動に対して、いろんな視点からこうやって、見てあげる、その子の家庭環境とかに僕たちがつながっていってあげると、そのつながりの中から、答えって見つかってくるんじゃないかなって思う。だから、教師と子どもだけの関係で、答えを求めようとしないで、広くつながっていく。で、それが広がるにつれて、えー、社会によりふさわしいルールっていうのが1年間の中で出来上がっていく。そんなイメージでやっています。
 7分13秒
■じゃあ、学級開きって、その4月に行う学級開きってなんなんだろうなって、思うと、僕は、ズバリ、方向付け、だけ、だと思います。じゃあ、どういう方向づけかというと、なんか楽しそう、なんかがんばれそう、仲良くなれそう、勉強できそう、という、肯定的な方向づけができればいいかなって思っています。で、えー、なんだ、はい、じゃあ、方向付けをどうやってやっていくかというとまず、期待感をとにかく育てる、4月は。えー、中身はどうでもいいです。はっきり言って。4月は。期待感、これなんとか、なんか楽しそうってところに絞って行く。で、教師も期待感を持ちたいので、楽しみながら、ほめまくったらいいと思います。えーと、じゃあ、隣の人とこれからあっちむいてほいをやってもらいます。今日お願いします、みなさん、やってください。で、そん時に、えー、じゃあ、ちょっと考えてくださいね、えー、じゃあ、全然盛り上がらないあっちむいてほいって、どんなあっちむいてほいかちょっと考えてください。じゃあ、全然盛り上がらないあっちむいてほいは?(参加者;やってくれない。)あー、やってくれない。なるほどね。どうですか?(やる気ない。だるそうに。)あー、だるそうにね、盛り上がらなさそうですね。じゃあ、盛り上がるあっちむいてほいはどんなんですか?(笑顔。)あー、笑顔、それ盛り上がりそうですね。(勝った時とかに喜ぶ。)喜ぶ。あっ、それ盛り上がりそうですね。ですって!じゃあ、一回近くの友達と練習してみましょう。じゃあお願いします。よろしくお願いします。(よろしくお願いします。最初はグーじゃんけんぽん・・・)はい、拍手!(拍手)えっと、内容はどうでもいいけど、とにかく4月は、ほめるほめる。えー、で、今はいきなり、隣の人と挑戦っていう形にしましたけれど、やっぱ学校行事とかだったら、えっと、はいじゃあ、移動の仕方、悪い移動の仕方どんなん?いい移動の仕方ってどんなん?って、いう風に聞いて、ね、みんな一緒にやってみようって。じゃあ、一回ちょっとイメトレして、練習して、ってやった後に、じゃあやってみるよ、っていうと、大体できます。できなかった子は4月の段階では気にしなくていいです。でも、とにかく、ほめる。で、もしできなかった、これひどいなっていうときは、えっと、初めてだから教えるねって言って、こういうときはこうしますよ、っていう風にそこで言ってあげる。まあ、4月なので、初めてだから教えるねっていうのを何回かやってあげと、この先生は、叱らないんだな、なんか優しそうだなでいい。そういう風なものをやる。あとは、楽しい学習。ゲームとかネタ型の授業を4月バンバンやるいいと思います。でもこれ、1年間やったら、めっちゃ疲れますよね、教師が、準備するのに。で、えー、無理やりでも学習規律につなげていく。で、今みたいに、隣の人と相談するのって素敵なことだよねー、漢字をたくさん書いたら、今みたいに質も大事だけど量って大事だよねー、とかっていう風に無理やり学習規律につなげていく。あとは、えー、楽しい生活、っていうのをそれも簡単なゲームでいいです、ネタは多分いろんな本にたくさん載ってますから、本当に簡単なゲームでいいので。叩いて被ってじゃんけんぽんも盛り上がりますよ。その時に、今さあ、ちゃんと手加減したよね。そういうのは、思いやりだよね。っていう風に無理やりほめていって、生活規律につなげていく。あいさつリレーやってもいいし。今みたいな元気なあいさつって元気になるなーって。で、えー、とにかく、4月は、とにかく、期待感。困った時の合言葉は、これから◯◯するんだけど、例えば、これからみんなに起立してもらうんだけど、悪い起立ってとんな起立?良い起立ってどんな起立?じゃあ、ちょっと練習して。で、やってみよう。あとは、初めにここ釘打っておきたいなあっていうと、えー、まあ、クールポコ風に、全員起立っていうと、こういう起立するやついるんですよぉ、って言って、教師が悪い見本を示してあげたあとにやってみると、それはやんなかったり、まあ、真似したやつは、お前あとでちょっとこいな、なんていって4月は笑顔笑顔でやっていったら良いと思います。ただ、きついっすよね、これ1年間続けるのは。なので、全力で3日間くらい行ったら、ね、そのあとは、こっちが疲れないために、みんなはできるね、って、これからは叱ることもあるかもしれません、っていう風に、そこでバッサリ一回このままじゃないよ、学級開きのままで、1年間は進まないよ、っていうのを僕はシフトチェンジしていきます。僕がきつくなっちゃうので。で、叱るっていうのは、コスト、こっちの労力と時間です。えー、例えば、ノート指導、ノートをていねいに書かせたいっていった時には、もし、1年間いっしょにこうやって書いていったらたぶん書けますよ。でも、それができないから、ダメって叱るわけじゃないですか。短時間で、その方が効率的だなって思っているから。だから、えー、突き詰めれば、これ、教師側なんですよね。教師側の都合。あとは、体裁ですよね。お前の学級さ、あいさつすげー元気ないぞ、ってなる、で、これも、えー、やっぱ叱らなきゃいけない、叱っとけよっていう、こう、いわれますからね。校長先生に。そういう時は、みなさん、持っておいて欲しいのは、アバターっていう感覚ですよね。えー、もう一人の自分。だから、本心はこうだけど、本心から納得いかないまま叱ろうとしても、無茶なので、えー、まず一回こう場所を変えるといいと思います。こっち側に、教頭先生の分身としての自分、で、あのさみんなさー、こういう行事の時はね、もっと姿勢を正すんだよ、聞いている人の方を向くんだよ、って言って、場所をずらして、大変だよね、先生も辛いそういうのわかる、でもがんばろう、っていうように、アバターをこうやって使い分けないと、あんなに優しかったのになにこの人、多重人格?って子どもらに思われちゃうので、えっと、若い先生は特に、一回、こう、ベテランの先生の立場から言って、若手の先生から、ってやっていくと、子どもたちも、あーそうだよね、先生わかってくれるんだなっていう風に感じるかなと思います。
 14分28秒
■次に、じゃあ、4月前半にさぼるべきことってなにかというと、まあ、話聞いているとわかると思うんですけど、大切にするのは、方向とか受容的な人間関係とか、えー、枠の部分、全体の部分、を大事にするといいと思います。で、そのあとに大事にしていくのは、中身やアイディア、それから、えー、ちょっと規範のある生産的な人間関係、えー、つまり、個とか、細部にそのあとシフトしていく。初めからこれをやろうと思うと、本当に辛いです。寝る時間なくなっちゃうんじゃないかっていうくらい。で、えー、3つのしょうさんってあるんですけど、えー、(15分アラーム)ちょっと急ぎますね。これわかりますね、称える、と、これ、賞、なんですかね、ご褒美をあげる、これとにかくほめる、いいねー、すごいねー、いいねー、ってやつです。で、えー、称賛というのは、いいね、今の聞き方をしていると相手に思いやりの気持ちが伝わるね、っていう方向づけ、4月は、これ(称賛・賞賛)をどんどんやっていってあげるといいと思います。ただこれも辛くなってきます。えー、僕先生が望むほどそんなに良い子になれないし、っていう子には、えー、4月以降は、個ですから、えー、一人一人受け止めていく、これ(承賛)、受け止める承賛ですね。成長したね。その一言で良いと思います。がんばっているね。で、えー、受け止めてるよっていうのを伝えていく。だから、4月はこっち(称賛・賞賛)を中心に、そのあと、一番大事なのはこっちですよ、個ですよ。なので、1年間を見通すと、こういう風にしていくと良いと思います。
 16分18秒
■じゃあ、これだけできれば、1学期はなんとかなるんです。でも、子どもとより深く関わりたいならば、4月からこれだけ始めて欲しいっていうのがぼくはあります。それは、一人一人と肯定的につながるシステム。なんだって良いんです。交換日記でも、一人一人とですね、振り返りジャーナルでも、成長ノートでも、自分帳、鈴木優太先生の自分帳、えー、なんでも良いので、一人一人とこうやり取りできるツールっていうのを4月にやっておくと良いと思います。で、なんでかというと、2学期、3学期になってくると、問題を起こさない子ほど、関わる機会が少ない、いい子ほど、関わる機会がないんですよ。だから、えー、これ作っておく。で、そこでは、もう肯定的に見続ける。簡単にで良いので、肯定的に見てあげるっていうのをやっていきます。ということで、今日はこういう流れで、お話しさせていただきました。えー、1年間をかけて、答えを見つけていく学級っていうのに、いい方向づけをする4月にしていただければと思います。ありがとうございました。
 17分9秒