その怖れを取り除いてあげられたなら

学級遊びの時間

基本的に学級遊びは,子ども達に全てを任せています。

今回は,全員でドッヂビーをしました。

子ども達は一列になり,「番号2」でチーム分けをします。

ランダムの様だけど,やっぱり一緒のチームになりたい子の隣に並ぶ子は少ない。

それが,作用しあって,結局いつも休み時間を一緒に過ごすメンバーが固まりました。

ここは,指導すべきか,見守るべきか迷いましたが,見守ることに。

子ども達も,互いに「あ、いつものメンバーになっちゃった」という雰囲気を出しています。

案の定,ドッヂビーは何となく盛り上がりに欠けています。

そして,活発な子が片方のチームに集まっているので,おとなしい子が集まるチームが劣勢になります。

2回戦,そろそろ声をかけようかと思いましたが,活発な子の多いチームから「チームごとにじゃんけんして,チーム変えよう?」という声があがりました。

今度は,みんな全力で遊び,大いに盛り上がった後,片づけをして教室に戻りました。

声をかけるのを我慢した自分も,ちょっと成長したような感じがしました。

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きっと,子ども達は,はじめからいつものメンバーでチームを組みたいと願っていたわけではないと思います。

でも,なんとなく付き合いで,あの子と一緒になりたいな,あの子の隣に行ったら嫌がられるかな…という怖れがあったのだと思います。

多様な人間が生活する学級では,「同質性」は安心感につながります。

安心感を持ちたい気持ちが連鎖して,結果あのようなチーム分けになったのだと思います。

教師が,チーム分けに口を出せば,うまくいったでしょう。

でも,遊びの時間。

子ども達に任せて,失敗も経験ととらえて,見守りたいと思いました。

仮に,担任が口出ししたら,「遊び」から学ぶことはぐっと少なくなると思います。

 

でももし,これまでの学級経営で人間関係の怖れを取り除いてあげられていられたら,きっと誰も苦しんだり迷ったりせずに済んだことでしょう。

これまでに,その安心感を十分に作り上げることができなかった自分にも,未熟さを感じました。

残り数日ですが,無い知恵を絞って,安心感を十分に作ってあげられる学級を目指していきたいものです。