恐れではなく畏れへ

金さんの新刊「ハッピー教育入門 主体性&協働力を伸ばす秘訣」を読みました。

金さんと話をすると,不思議な気持ちになります。

この本を読んで,また似たような感覚がしました。

教員としての希望,不安,安心,自信。そういったものが湧き上がってくる感じです。

人は自分を映す鏡とはよく言いますが,金さんとの対話や金さんの本は,自分をそっくりきれいに映し出してくれます。

だから,自分では目が届かなかった,自分の願いや課題に光を当てて考えられます。

もしかすると,金さんのクラスの子ども達もそのように感じ,自分と向き合うことで成長しているのかもしれません。

 

僕もそうですが,教師は子どもに自分の課題と向かい合わせるために,ついつい叱ってしまうように感じます。

「恐れ」で,子どもを動かすのは楽です。

でも,その効果は一時的で,「子どものため」という言葉の裏に,大人の都合やわがままが隠れていると思います。

その点,金さんは叱ることではなく,寄り添うことで自分の課題と向かい合わせています。

「恐れ」ではなく「畏れ」で,子どもに動きを与えているような気がします。

これは,気の遠くなるような努力が必要です。

それでも,心から子どもと人を思う金さんの信念から生んだものだと思います。

簡単には真似できない,でもその背中を見習って子どもと接していきたい,そんなことを考える一冊でした。

金さん,ありがとうございました。