【私が頑張るよりも,有能な若者が教員になるほうが,世のためです】

「仕事に一生懸命」な人には,あえてなりたくないと思います。
「人生に一生懸命」な人になりたいです。
仕事も,遊びも,家族も,休養もいろいろひっくるめて幸せな人生が理想です。

もう一つ,「仕事に一生懸命」になりたくない理由は,未来の教育のためになるからだとも思っています。
教員は,数ある職業の中でもトップクラスに時間的コストに鈍感だと思います。
残業代が存在しないというのは,働く側にとっても,働かせる側にとってもダラダラ働きやすい環境です。

今後,少子化とともに労働人口が減少します。
すでに福島県では,団塊の世代の大量退職により,教員採用試験の倍率は下がっています。
そんな中で,力のある若い世代の人々は,今の教師という職にどれほどの魅力を感じるでしょうか。どれほどの刺激を感じるでしょうか。
大学時代,「こいつは面白い!」と思っていた教員養成課程の友人が企業に就職したとき,はっとしました。
教員志望者に就職活動はありませんが,優秀な人材をめぐる獲得競争は,教育学部にも迫っていました。
教育学部の優秀な大学生は,より教育への可能性や魅力を感じる企業に就職する時代になっているようです。
だからもっと,教師という職が自分の人生の幸せにどれほど寄与して,生活を豊かにしてくれるのかを訴えていきたいと思います。

私が,必要以上に一生懸命になって苦労しながら「俺すげぇだろ!」って仕事を発信しても,たぶん誰も得はしないと思います。
もちろん,仕事にも一生懸命ですが,退勤時間後の教材研究は「趣味・道楽」です。仕事はしているので。
むしろ,「趣味・道楽」のほうが本気です!!
私が,自然体で仕事をして「教師は幸せだよ」って発信するほうが,教師の魅力を感じてくれる人は多いと思います。
私が頑張るよりも,有能な若者が教員になるほうが,世のためだと思うのです。
だから私は,「仕事に一生懸命」より人生を楽しめる教師生活は,教育の未来のためだと思うのです。